お葬式特有のマナーを身に付けるためのサイト「お葬式でのマナー集」

●●●お通夜でのマナー●●●

【お通夜とは】

 お通夜は、故人を供養したり、思い出したり、出来れば生き返ってほしいという願いを込めて、一晩中一緒に過ごしたのが始まりです。灯りをともし、一晩中お香を絶やさずにたいていました。最近では「半通夜」と呼ばれる略式で行われるのが主流となっています。これは、葬祭場を借りて行うことが多いです。

【お通夜での服装】

 お通夜や葬儀の服装は、黒を主体にします。ゴージャスな雰囲気のものや、女性だったら肌の露出度が高いものは、たとえ黒い服でも避けてください。なるべくシンプルできっちりとしたデザインの服を選ぶようにしましょう。ただし、お通夜の場合は紺やグレーなど、地味な色なら良しとされています。


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【お通夜の受付】

 会場へは通夜の開始時刻の10分前には到着するようにしましょう。受付では係の人にお悔やみの言葉を述べて記帳します。読みやすい楷書で住所と名前を書いて、香典を差し出します。

【お通夜の流れ】

 お通夜の流れは次のとおりです。
 「一同着席」→「僧侶入場」→「読経」→「焼香」→「僧侶退場」→「喪主あいさつ」→「通夜ぶるまい」

【お通夜の席順】

 僧侶が入場する前に、弔問客は席に着きます。席順は、祭壇に向かって右側が親族になり、祭壇近くから喪主、遺族、その他の親族という順に座ります。左側は祭壇近くに世話役代表が座り、あとは親しい友人と知人となります。いずれも祭壇に近いほど親しい間柄の人が座るので、席が決まっていない場合は、それを踏まえて席に着きましょう。

【焼香の仕方】

 お通夜では、焼香に線香を用います。お通夜や日常の家庭での礼拝、お墓参りなどで行われる方法です。
まずは、遺族、僧侶に一礼して焼香台に進み、さらに遺影に向かって一礼します。軽く手を合わせ、右手で線香を1本取ります。そして灯明に近づけて先端に火をつけます。
次に、左手でかるく線香を扇ぐか、線香を右手に持ったまま、下にスッと引いて火を消します。この時、間違っても息を吹きかけて消してはいけません。息で吹き消すのは「汚れる」とされていますので注意してください。
次に、香炉の中の線香につかないように、間隔をあけてそっと立てます。
最後に、遺影に向かって合掌し、故人の冥福を祈ります。2、3歩下がって僧侶、遺族へ礼をしてから自分の席に戻ります。

【通夜ぶるまい】

 通夜の後、故人と親しかった人が集まり、飲食をするのが通夜ぶるまいです。故人への供養と、故人から弔問客へのふるまいの意味もあるので、遺族から勧められたらなるべく断らずに席につくのがマナーです。供養のために必ずひと口でも箸をつけてください。一般の弔問であれば、30分程で目立たないようにそっと席を立ちましょう。帰る際には、喪主や遺族に「本日はこれで失礼します」とあいさつしてください。